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日清戦争の対手国であった清国について、19世紀の後半、清国の外交を実質的に掌った李鴻章と、当時の清国の対日・対朝鮮政策に関する参考図書です。
岡本隆司 『李鴻章−東アジアの近代』
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李鴻章について、「その生涯を19世紀・清朝末期という動乱の時代とともに描き出す比類なき評伝」というのが、出版社がカバーに書きこんでいる、本書の紹介文です。 李鴻章(1823〜1901年)は、日本が清国と、日清修好条規を締結するために外交交渉を開始した1870年には、すでに北洋大臣の地位にあり、日本の使節団との面談も行っています。もちろん、日清講和においても、全権として下関に来て、伊藤・陸奥との講和談判を行いました。 すなわち、李鴻章は、日本が近代国家となって、清国との外交関係を樹立する時点から、1901年に亡くなるまでの期間のほとんどにわたり、清国を代表して日本との外交交渉を行う立場にあったわけです。 李鴻章を知ることは、この時期の清国の対日政策を知ることと同義であるようです。 本書は、本ウェブサイト中、「戦争前の日清朝3国の状況−清国の状況」、および「日清講和と三国干渉−三国干渉」のページで、引用等を行いました。 |
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上掲書と同じ著者による、日清韓三国の関係史についての著作です。 「16世紀の東アジア情勢から説き起こし、江戸時代の「日朝交隣関係」と「清韓宗属関係」の併存、近代の日清韓の利害対立、国際関係の行方を追う力作」というのが、カバーにある説明です。 本書は、通常華夷秩序と呼ばれる、中華と周辺国との宗藩関係とはいかなる関係なのか、から始まっています。 とりわけ日本や列強からの近代的外交関係の要求に対し、朝鮮と清国はどう対応しようとしたのか、が中心的な部分です。 一般向けの大変わかりやすい記述になっています。この時代の日清韓三国の外交関係を理解するための、基本図書の1冊であると思います。 |
本書は、本ウェブサイト中、「戦争前の日清朝3国の状況−清国の状況」、および「同−朝鮮の状況A 開国から甲申事変まで」のページで、引用等を行いました。
次は、朝鮮の、開港から日清戦争期までの政治の動きを中心とした近代史の参考図書・資料について、です。