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日清戦争の戦史研究のつづきです。 海軍関係について研究したものには、下記があります。
ほかに、日清戦争の戦争過程の一部を論じた論文集があります。また、外交官の資料ですが、日清戦争の戦争過程の一部を理解するのに役立つものもあります。
戸高一成 『海戦からみた日清戦争』
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海軍史研究家としてよく知られた著者の著作です。 著者は「はじめに」の中で、「日露戦争の勝利の原因」の「多くを日清戦争に求めなければならない」、明治政府は「海軍の根幹は、実は軍艦の整備ばかりではなく有能な海軍軍人の養成にあることを明確に認識していた、と見て取ることが出来る」と書いています。 本書の内容は、幕末の海軍建設から始まり、日清両国の対外戦略、日清戦争に至るまでの日本海軍の拡張計画・人材育成と組織改革、日清戦争での日清両海軍の海戦、そして戦後の軍拡まで及んでいます。 海軍史の専門家の著作だけに、艦船や操艦などについての技術上の説明も分かりやすく、日清戦争を理解するために読む価値の高い本の1冊と思います。 |
本書は、本ウェブサイト中、下記のページで引用等を行っています。
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一般読者用の、日本海軍の通史、と言えるものだと思います。ペリーの黒船来航から、昭和前期の敗戦までが扱われています。 写真が多用されていますので、例えば、日清戦争当時の軍艦の中で、フランスで建造され期待はずれに終わった三景艦の「松島」と、イギリスで建造され現に大活躍した「吉野」は、それぞれどういう外観だったか、よく分かります。伊東連合艦隊司令長官らの写真も掲載されています。 海軍史研究の権威である野村実が監修者とされていますが、本書の豊島沖海戦の記述では、清国軍艦が先に砲撃を始めたと書いています。すなわち、野村実自身および一般に史実と認められている見解に反した記述であり、野村実が本当に監修をしたのか、疑わしさも感じました。 |
本書も、本ウェブサイト中、下記のページで引用等を行っています。
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日清戦争開戦100周年の1994年に出された、日清戦争特集号です。錦正社から発行されています。 本号では、特に下記の論文と目録が収録されています。
「文献目録」については、この学会の性格を反映し、特に防衛研究所所蔵資料が詳細に網羅されている、という点に特徴があるように思います。 |
本雑誌中の論文のうち、原剛論文は、本ウェブサイト中、「日清戦争の経過−序盤戦C 黄海海戦」のページで、引用等を行っています。
日露戦争時の外務大臣だった小村寿太郎は、日清戦争時には、第一軍に従軍し、最初の安東県に置かれた最初の民政長官になっています。また閔妃殺害事件が発生した時には、東京から現地に派遣され、そのまま三浦梧楼の後任の公使となりました。
この小村寿太郎の伝記は、外務省が本書にまとめていて、日清戦争前後の時期については、上巻に入っています。戦記ではありませんが、戦記関連資料として、ここに挙げておきます。
本書は、外務省のウェブ・サイトで公開されており、容易に読むことができます。
本書からは、本ウェブサイト中、「日清戦争の経過−序盤戦B 平壌の戦い」および「同−中盤戦@ 九連城など」のページで、引用等を行っています。
次は、旅順虐殺事件に関する研究書や論文について、です。