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公刊戦史以外の戦記史料も参照して、戦史そのものを研究したものも、多数あります。ここでは、それら戦史研究書を挙げます。 このページで挙げているのは、そのうちの4冊です。 この分野で代表的な2冊は、日清戦争の全過程を論じています。
また、中塚明の下記の著作は、日清戦争の戦争過程の一部を詳細に論じています。
原田敬一 『日清戦争 (戦争の日本史19)』
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著者は本書の「プロローグ」で、「私たちが日清戦争を再検討するのは、それを通じて日本近代の歴史的な位置を確かめるためである」、「もう一つ本書で追求したいのは日清戦争の軍事史的解明である」としています。 本書は、日清戦争について、その戦史に集中した研究書であり、公刊戦史と同様、開戦直前の状況から、講和後の台湾征服戦まで扱っています。 研究書であり、公刊戦史以外のさまざまな戦記資料や戦史研究書も参照して書かれていますので、戦争の過程について、公刊戦史よりも実際にあった事実の確認が進んでいる、と言えます。 日清戦争を理解するための必読書の一つ、と思います。 |
本書は、本ウェブサイト中の「日清戦争の経過」の全般で、もっとも多く引用等を行っている本です。それ以外では、下記のページで、引用等を行っています。
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日清戦争の軍事的側面に関する論文集です。著者は「序」の中で、「軍事的観点を軸として日清戦争を見直してみようとするもの」であり、「軍事的側面を実証的に跡付けていく」ものであるとしています。 各章の内容は、下記のようになっています。
著者の研究では、防衛省の防衛研究所が保有する豊富な史料が活用されているようです。 公刊戦史や通常の戦史研究書には現れない、しかし戦争の遂行には必須の実務的な経過まで実証したものであり、大きな価値がある研究書であると思います。 |
本書からは、本ウェブサイト中、下記のページで引用等を行っています。
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本書は、その書名をみただけで、「教条的」であるとか、ジャーナリスティックに煽情的だとか、学究的とは思えない、といったイメージを持たれる可能性があるように思います。 しかし、本書の内容の中心部分は、下記となっています。
本書のこの中心部分は、まさしく戦史研究となっており、著者はきわめて学究的に検討を行っていて、イデオロギーには関係がありません。読む価値が高いと思います。 ところどころに現れている、著者の「教条的」な表現が気に入らない方は、そうした表現の個所だけ読み飛ばされればよいと思います。 |
本書からは、本ウェブサイト中、下記のページで引用等を行っています。
同じ著者によるもので、上掲の『歴史の偽造をただす』よりさらに「教条的」な表現が豊かな本です。
しかし、本書も、そのうち第3章だけは、上掲書の内容と重複する部分も多いものの、史料の紹介が中心となっていて、価値があります。
とくに、下記の部分は役に立つと思います。
本書からは、本ウェブサイト中、「日清戦争の経過−総括 戦費と戦死者」のページで引用等を行っています。
日清戦争の戦史研究書が続きます。